どうも、エセバックパッカーのKGです。
今回は年末年始の休暇を使ってヨーロッパ周遊へ行ってきました。
各地にある世界遺産や文化は、死ぬまでに必ず見ておきたいという思いをずっとありました。
どれだけ多くの国を周れるかというよりも、訪れたいところだけに絞って旅程を組みましたので、参考になれば幸いです。
出発までの準備
旅のプラン
今回訪問する都市、プランは下記の通り。
パリ → ロンドン → バルセロナ → ローマ → ピサ → フィレンツェ → ミラノ
それぞれの都市の位置関係をご存じのかたであれば、なんでこんな変なルートなのかって思われるかとしれません。
そう、格安チケットが往路パリ復路ミラノだったからです。
この二つの都市を基準として組み立てた結果、このようなルートとなりました。
また、ロンドンでカウントダウンと元旦パレードを見たかったのも理由のひとつです。
肝心の航空券お値段はなんと、、、112,830円。
ガッツリ年末年始でこの価格は破格ではないでしょうか。
なぜそんなに安いのかというと、理由はかんたん。中国国際航空だからです。
他のキャリアだと1.5~3倍はしていましたので、どれだけ頼りになるかよくわかります。
ビザも必要ありませんので、特段事前準備しておくことはありません。
しっかりプランを組んで、最低限の必要な金額を両替しておけばOKです。
2024年1月現在はどの国もビザは不要で事前準備は必要ありませんが、2024年中にETIASという簡易ビザが必要になります!
渡航前にかならず現状を確認してください。
現地通貨に両替
現地に着いてからでも両替は可能ですが、下記のようなリスクがあります。
- 限られた時間でレートの良いところを探すのが大変。
- 勝手に手数料(Commission fee)を差し引かれていることがある。
- 深夜早朝など両替したい時にできないことがある。
- 稀に偽札を渡されることがある。
そのため、私はいつも西新宿のチケット屋で事前に両替をしています。
ユーロ、ポンドであれば現地で変えるより良いレートの場合が多いので、是非立ち寄って見てください。
為替レートは2023年12月末時点の下記で費用を算出しています。
156.7円/ユーロ(フランス、スペイン、イタリア)
180.9円/ポンド(イギリス)
注)記載する費用には両替手数料やクレカでの為替手数料なども含まれていませんので、ご了承ください。
ネット環境
現地ですぐにネットが使えるよう、SIMカードをアマゾンで買っておきます。
10日間で5GB、訪問する4か国で使用できて、2000円でした。
最近、申込だけで完了するe-SIMが主流になってきていますが、筆者のはiphone Xなので対象外でした。
パッキング
今回も機内持ち込みサイズ制限があるため、最小のバックパックでパッキングしました。
バックパックのサイズ 40x30x20cm、荷物を最小限に絞って入れたところ、4kgでした。
しっかりした作りのバックパックではありませんが、常に背負って行動していても問題ない重さですね。
ちなみにバックパックのブランドはMEIです。
いざ、出発!
1日目
いよいよ出発、今回は羽田空港からまず北京空港へ飛びます。
年末ピーク時とあって、空港は激込みです。
少し余裕を持って到着するようにしましょう。
中国国際航空(AIR CHINA)にて、まず北京へ飛びます。
機内はこんな感じ。
一応モニターは付いていますが、日本語音声or字幕で見られる映画はかなり限られています。
予めスマホにamazon primeやネットフリックスからダウンロードしておくことを強くおススメします。
機内食はなんと、おせち料理みたいなのが出てきました。
わずかながら正月を先取りした気分になりました。
ヨーロッパのことばかり考えていて気付かなかったのですが、
ふとチケットを眺めていると、北京のトランジットが9時間もあるということに気付きました。
しかし、滞在時間を夜のみなので店も開いてるかわからないし行く価値はあるのだろうか、、、
しかも中国で使えるSIMは持ってない。
どうしようかフライト中ずっと考えていましたが、やはりこのチャンスを逃すまいと散策することにしました。
北京空港のトランジットでの入国はこちらで手続きします。
通路の右側に指紋読取の機械あるので読み取り、左側に入国カードが置かれているので記入して申請の列に並びます。
入国カードには宿泊場所を記載するところがありますが、記載なしもしくは北京とだけ書けば問題ありません。
受付では1分で審査が終わり、とっても簡単でした。
全く下調べしていない私は、どこまでいけば栄えているかわからないので、エアポート列車の終点まで行って散策することに。
片道25元=500円、クレカで支払いはできず現金のみになります。
天安門広場も遠くないので、訪れることをおススメします。
私は以前行ったことがあったので今回は訪れませんでした。
戻りの最終列車が22:26であることを確認した後、駅を出ます。
到着後必ず最終便の時刻を駅員に聞いて確認しておいてください。最悪戻れなくなります。
時刻表通りでないことがありますので、必ず駅員に聞いてください。
12月の北京は突き刺さるほどの寒さで、思わずフードを被りました。
迷子にならぬようGoogle mapで確認したいところですが、様は正しい位置を示してくれません。
ただ、方位磁石としては使えるようです。
羊のレバーなどが入ったヌードルを注文、18元=360円
スマホ充電ケーブルをうかつにも忘れてしまったので、ここで調達しておきます。
10元=200円
一応中国語で値下げ交渉してみましたが、ダメでした。
短い散策を終えたところで、同ルートで北京空港へ戻ります。
2日目
深夜の便に乗り込み、何度も浅い眠りを繰り返して、
パリのシャルルドゴール空港に到着したのは朝6時50分。
パリの基本情報
・旅の難易度★★
・言語:フランス語
英語はある程度通じる。
・通貨€ユーロ(訪問時のレート156.7円/ユーロ)
・北京からのフライト時間:11時間10分
・日本との時差-8時間
日本が20時の時、フランスはお昼12時
早速電車でエッフェル塔の最寄り駅Champ de Mars Eiffel Tower駅でまで行きます。
なんと2階建て!
下車して1分ほど歩くと、エッフェル塔が!!!
東京タワーと違い、落ち着いた色味をしています。
今さっき空港に着いたばかりなのに、一瞬でヨーロッパに来たのだ!とハッとさせられます。
しばらく眺めた後、そのまま歩いて凱旋門へ向かいます。
約20分くらい歩き続けたでしょうか。
シャンゼリゼ通りへ出てきました。
さすがフランス、様々なスーパーブランドショップが立ち並んでいます。
その中で一際目立っていたのがルイヴィトンのトランクケース型建物。
それにしてもすごいデカさですね。
中身が気になります。
実はこのヴィトン、入るために行列ができていました。
その裕福な方ばかりと思わしき行列に、そこそこ若い物乞いがお金を恵んでくれと一人一人お願いしていたのです。
どれだけの方が対応したのかはわかりませんが、色々考えさせられるものがあります。。。
ついに、凱旋門が見えてきました。
近くに来ると想像以上に大きさがわかります。
凱旋門の真下へは地下道を通って行くことができます。
地下鉄の地下道もたくさんあるので少し分かりづらいですが、凱旋門を一周してみると見つかるでしょう。
よ~く見ると洗練されたデザインであることがよくわかります。
続いて、地下鉄でモンマルトルの丘へ向かうためAnvers駅まで行きます。
駅から降りて歩くとすぐにサクレクール寺院(バジリカ聖堂)が見えてきます。
急こう配の階段は少し体力がいりますが、丘の上から見るパリの景色は格別です。
ちなみにエッフェル塔はもっと西側にあるため、見ることはできません。
パリを一望した後は、また地下鉄へ乗ってGaleries Lafayette Haussmannという大型ショッピングセンターへ向かいます。
ここではたくさんのフランス土産を買うことができるので、購入する方は必ず寄った方がいいでしょう。
日本ではクリスマスが終わるとすぐにツリーを片付けますが、ヨーロッパはずっと展示しています。
後々訪問した他国でもたくさん大きなツリーを見ましたが、ここが一番キレイでした。
外はかなり冷え込んでいたパリですが、ここに限っては暖房ガンガンで半袖Tシャツになりたいくらいでした。
まだ時間を持て余していましたので、オシャレなマリ地区まで散策していきます。
気になるフランスのディナーですが、ザ・フランス料理ではなくヘルシーなサラダとカプチーノを注文。
合計20ユーロ(3,134円)でした。
円安のせいだけでは説明が付かない物価の高さに、顔が引きずりそうでした。。。
パリに来て初日ですが、堪能し十分心も満たすことができました。
ということで、早速次の目的地ロンドンへ向かうため、バス乗り場へ行きます。
チケットは予めFLIXというバス会社のネットで購入済み、54.99ユーロ(8,616円)。
年末なのでやはり高め設定でしたね。
集合場所はコチラ。
バスの待合室にはこのように人で溢れています。
それにしても暖房が効いておらず、寒い!
バスの番号、時刻やどの停留所に乗るかは、モニターで確認します。15とか55とか書いてあるのが停留所です。
私はN700でしたので23:59発。
バス停留所にはたくさんのバスが停まっています。
車内は特に狭いと感じることもなく、爆睡することができます。
まだ朝とは呼べない午前4時、Calaisというフランス北部の港に到着しました。
そこでなんと、イミグレです。
1時間ほど掛けてスタンプを押してもらった後、今度はフェリーに乗るためにバスごと、さらに1時間並びます。
海底トンネルで通過すると勝手に思っていた私はテンション爆上がりでした!
まさかドーバー海峡をフェリーで横断することができるなんて!
フェリーの中も入ってびっくり、まるでショッピングモールの中のようで色々なショップからレストラン、カフェまであります。
しかもこのレストラン、ドリンク付きで無料なんです!
(無料チケットはバスの中で配られました。)
私は小食なのであまり取りませんでしたが、他にも色々具材がありました。
しかし、このフェリーひとつ欠点が。
ヒジョーーーに揺れます。。。
船酔いされる方は事前に酔い止めを飲んでおいた方がいいでしょう。
私はかなり危なかったです。
あと5分揺られていたら、ドーバー海峡を汚すことになっていたでしょう。
イギリス Dover港へ着いたあとは、また同じバスに乗り込みロンドンへ向かって行きます。
ロンドン編へ続く