バラナシからゴーラクプル、スノウリを経由して陸路でネパールへ入国しました。
本編ではポカラの旅を中心にお届けします。
①ナマステ編と②カオス編もよろしければご覧ください。
目次
ネパールの基本情報
- 旅の難易度★
- 人口:3000万人
インドからガラリと変わり、人混みはほとんどない。 - 首都:カトマンズ
今回旅するのは第二の都市ポカラ - 言語:ネパール語
ホテル以外では英語はあまり通じない。
タクシーも片言英語となるケースが多い。 - 通貨ネパールルピー(当時のレート1円/ネパールルピー)
ほぼほぼ円とイコールと思ってよい。 - 時差-3時間15分
日本がお昼12時の時、ネパールは8時45分なので計算しづらい。 - ベストシーズン:乾季(10~5月)カラっとした空でヒマラヤもよく見える。
6日目 ヒマラヤ目指して
バスの中で上下左右に揺さぶられること13時間、バラナシを出て30時間が経過しようというところ。
ポカラに到着したのは深夜4時、真っ暗な路上で「ここが最寄りだ」と言われ下車します。
降ろされたのはちょうどこの辺り。
雨も降っているせいか少し肌寒いです。
そこから30分暗闇の中をもくもくと歩き続け、ようやく辿り着いたホテル。
予定では昨夜ついていたはずなのに…
バターカップホテルというおいしそうなホテルを、前日にBooking.comで予約していました。
しかし時刻はまだ4時半、門扉も開いておらずインターホンもないので、スカイプのクレジットを使って電話して開けてもらいました。
シングル1泊1200ネパールルピーで2泊しました。
ホテル受付のカレンダー。
相変わらず数字が読めない。
9=1、4=8、6=7ということは解読できた。
つまり、99=11。
役立つ時が来るかも?
部屋は十分過ぎるほど広く清潔。
部屋のバルコニーからはすばらしくどんよりとした雨雲が見えます。
腫れた日はヒマラヤ山脈が一望でき、その代表格であるマチャプチャレ峰(6993m)を拝むことができるそう。
富士山が3776mなので、2倍弱の高さですね。
シーズンにまた来たい。
ホテルで仮眠をとり、体力が回復したところで散策へ。
歩いて5分ほどでフェワ湖に着きます。
ネパールに来た!と実感できる看板が。
この辺りにタクシー乗り場があります。
フェワ湖は森と同色と言わんばかりの真みどりで、美しい。
レイクサイドの地図。
なるほど、と観光名所の場所をある程度把握しておきます。
モモと呼ばれるネパール料理をいただきました。
ギョーザっぽいですが、肉がしっかり詰まっていておいしいです。
腹ごしらえもしたところで、ダメ元でヒマラヤ山脈を拝みにダンプスという村までトレッキングしてみることにします。
知る人ぞ知る登山道までタクシーで向かいました。
(バスでも可能ですが、本数が少ないので時間を考えて行動しないと帰れなくなります。)
このフェディレストランの横にさりげなくある階段が入り口。
本当に知らない人は一気付かない。
この上でトイレを借りましたが、やさしい家族が住む普通の民家でした。
出発前に向かいの売店で腹ごしらえ。
ただのカップラーメンを皿にもってくれました。
50ネパールルピー。
水を買っておくこともおススメします。
登り始めて30分、なかなかの急こう配です。
サンダルだとかなりつらい、登山靴で来たかった。
すでに息がぜいぜいして汗が滴り落ちます。
石畳の坂や階段がひたすら続きます。
10分ごとに家が1件あるくらい。
こんなところでも暮らす人たちがいます。
ある程度自給自足しているのかも。
しかし空気がうまいです。
もしかしたら晴れるのか!?と思わせぶりな雲。
登ること2時間。
民家にしかみえない闇レストランがあり、オーナーと話し込むことに。
これ以上行くとリーチ(ヒル)がそこら中に出てくるよ!
雲は絶対に晴れないからヒマラヤは見れないよ!
と言われ、奇遇にも行きの飛行機で映画「stand by me」を見ていた私は、ビビッてこれ以上登ることを断念しました。
すばらしい景色を見れただけでも十分!
下山して、待っててもらったタクシーに乗り込みレイクサイドへ戻ります。
夜はMarwadi Restaurantというところで、ネパール風焼き飯をいただきました。
めっちゃ量が多いのでシェアするのが当たり前なのかもしれません。
外はえげつないほどの豪雨です。
水はけも悪く、長靴持っていったとしても意味ないぐらいの場所もありました。
100均のカッパを着て歩いてバターカップに戻りました。
7日目 シヴァ神
本日もあいにくのどんより空、雨がないだけマシです。
早朝から同じタクシードライバーに迎えにきてもらい、提案されたSiva Templeへ行くことに。
ドライバーの言う通り、ここに来て正解でした。
晴れていればヒマラヤが見えますが、曇っていてもポカラを一望することができます。
しかも巨大なシヴァ神がお出迎え。
ここは入場料など料金は一切かかりません。
下山して朝食を取ることに。
スタバとかよりはるかにうまかったパンとコーヒー。
ドライバーは気を使ってか、食べ終わったころに来て同席し話をしだします。
ここでも牛は神の遣い。
道端にところどころ牛が居座っています。
インドの牛より小ギレイに見えるのは気のせいでしょうか。
フンは相変わらずですが。
そのまま、フェワ湖南部にあるグプテシュワール・マハーデヴ洞窟へ向かいます。
何度聞いても覚えられない名前。。。
地下洞窟があり、パワースポット的な感じでした。
すぐ向かいにあるパタレチャンゴの滝へ向かいます。
別名デビッド滝、1961年にスイス人のデビッドさんが誤って落ちて行方不明になったことから名づけられたそう。
ド迫力の滝ではありました。
ポカラの観光も終えたところで、ニューデリーへ戻るために空港へ向かいます。
ここで問題が発生。
チケットには出発は“ポカラ空港”と記載、Google先生によれば国際空港はポカラ空港となっている。
チケットに書いてあるPKRはポカラ空港のことで所在地も間違いない。
しかしドライバーは、「ポカラ空港は閉鎖されていて使われていない、
新しくできた“ポカラ国際空港(Pokhara International Airport )”から飛ぶはずだ、間違いない。」と断言して聞きません。
KIWI.COMに聞いてみるも、現地の指導に従ってください~の回答のみ。
疑り深い私は、ポカラ空港に寄って閉まっていることを確認してから国際空港へ向かいました。
ポカラ空港は現在閉鎖されています(2023年7月時点)。
少し離れている国際空港へ、余裕を持って行きましょう。
ちなみにタクシー代は前日分と合わせて5000ネパールルピー。
結構粘って値切りましたが、インドほど下げることができずこれが相場の模様。
チケットは前日にKIWI.COMで購入済み。
ポカラから直行便は出ていないので、カトマンズ経由になります。
列車の遅延などでもしかしたらポカラに行けない可能性もあると思い、直前に購入となったので割高の37,670円でした。
片道でこの価格なので、使用した成田~ニューデリー間チケットの片道分に匹敵します。
フライトスケジュール
Buddha Air
15:20 PKR ポカラ空港
15:45 KTM トリブバン国際空港(カトマンズ)
Air Vistara
17:00 KTM トリブバン国際空港(カトマンズ)
18:45 DEL インディラ・ガンディー国際空港
機内持込手荷物1個 55 × 40 × 20 cm , 5 kg
この手荷物規制があるため、予め5kg以下の畳めるバックパックで旅してきました。
別途料金で預け入れも可能ですが、いずれにしても身軽な旅をおススメします。
無事フライトに間に合い、プロペラ機へ搭乗。
この時、ブーン!と飛ぶ飛行機はプロペラ機のことだったのかとあらためて認知しました。
最後のヒマラヤチャンスもご覧の通り(泣)。
オフシーズンはできるだけ避けることをおススメします。
短いフライトを超えて、ニューデリーへ戻って来ました。
とりあえずニューデリー駅まで行き、まだ食べたことがなかったインド料理ビリヤニを食します。
全く宿を決めてなかった私は、ふらつきながらApple inというホテルで泊まることに。
シングル1570インドルピー(2669円)
明日はいよいよ本旅最終日、最後のインドを堪能します。
が、予期していた最悪の事態に…